みなさん、シールやスタンプを児童や生徒のノート・プリントチェックで使っていますか。
私は無駄が多いと判断したので止めました。
代わりに赤ペン一本でチェックするようにしました。
10年間これでやってきていますが、困ったことはありません。
むしろよかったことが多いので紹介します。
シールやスタンプを止めてよかったこと
私がシールやスタンプを使うことを止めてよかったことは次の5つです。
シールやスタンプでは具体的な評価にならない
止めてよかったこと1つ目は「具体的な評価にならない」ということです。
シールやスタンプは気軽に先生がノートやプリントをチェックしたことを知らせるのには向いています。
しかし、わざわざノートやプリントを集める目的はなんでしょうか。
私が考えるノートやプリントを集める目的は以下のことだと考えます。
1教師が児童や生徒を評価するため。
2教師が児童や生徒の理解度を理解するため。
3教師が授業が児童に伝わっているか児童・生徒からフィードバックを受けるため。
4児童・生徒が教師から評価されるため。
それをスタンプやシールにしてしまうと123は達成できても、4に具体性がありません。
シールやスタンプをもらうことが目的になる
止めてよかったこと2つ目は「もらうことが目的になる」ということです。
シールやスタンプは児童、特に低学年の意欲をあげることができます。
しかし、それは本当に自発的に学習に挑む態度を育てることになるのでしょうか。
むしろ外発的な動機付けになり、だんだんとシールやスタンプをもらうことが目的になってきます。
シールやスタンプは場所をとる
止めてよかったこと3つ目は「場所をとる」ということです。
ベテランの先生の机の中の棚の一つはスタンプで占領されています。
また、中途半端に使ったシールは机の奥の方からでてきます。
シールやスタンプは時間がかかる
止めてよかったこと4つ目は「時間がかかる」ということです。
シールやスタンプの場合、次のような作業工程になります。
★シールやスタンプでチェック作業★
1シールを用意する。
2ノートのどこにシールやスタンプをするか決める。
3台紙からシールを剥がす。(スタンプにインキをつける。)
4ノートにシールを貼る。(スタンプを押す。)
一方で、赤ペン一本の場合、次のような作業工程になります。
★赤ペンでチェック作業★
1赤ペンを用意する。
2大きく丸をつける
文字に起こすだけでもこれだけ違うので実際はもっと時間に差がでるはずです。
シールやスタンプはお金がかかる
止めてよかったこと5つ目は「お金がかかるということです。」
私は、公立私立、県をまたいだりと様々な小学校を回ってきました。
どこの学校もシールやスタンプは経費で落ちたところはありません。
基本自腹です。
スタンプはだいたいセット売りで2000円程度します。
シールならだいたい30枚セットで1500円程度します。
一回買うだけならば大したことはありませんが、
不思議と数を揃えたくなってきて、気づくと結構な金額になっています。
赤ペン一本チェック方法
宿題チェック
私のやっている効率的な宿題チェック方法です。
かなり早く終わりますので、よろしければどうぞ。