毎日の宿題チェック大変ですよね。
私はこの毎日のルーティンがめんどくさくて仕方がありません。
今回は毎日定時で退勤する私が実践している
「効率的な宿題チェックの方法」を皆さんにご紹介します。
効率的な宿題チェック技4つ
私は効率的に宿題をチェックするために、下の5つを朝の会が終わるまでにやっています。
私が宿題チェックで重要視していることは「スピードとフィードバック」です。
・登校した児童から提出させる
・シール・スタンプは使わない
・チェック表に工夫
・音読カードは集めない
登校した児童から提出させる
漢字ドリルや計算ドリルのような宿題は以下のようにしています。
★宿題チェックのルーティン★
①児童が登校する。
②宿題を提出させる。
③その場でチェックする。
④返却する。
⑤指導することがあればその場で指導して、直させる。
⑥一定の時間までに提出できていない児童に声をかける。
これを朝の会が始まる前までに完了
上のようにすることのメリットは以下の通りです。
- 児童へのフィードバック:
児童が宿題を提出すると同時に返却されるため、児童は自身の宿題の評価や修正点をすぐに知ることができます。これにより、間違いや理解不足を早期に発見し、修正することができます。 - 教師へのフィードバック:
児童が宿題の成果をすぐに確認できるため、児童がどんなことがわかっていて、わかっていないのか教師が知ることができ、授業の問題点をすぐに知ることができます。 - 返却忘れがなくなる:
その場で返却するので、当然ですが返却を忘れることがありません。もっと面倒くさいのは、まとめて宿題をチェックするために運ぶことだったり、宿題を出してないのに、出したという児童への対策だったりします。
スタンプ・シールは使わない
上でも言いましたが、
私が宿題チェックで重視していることは、「スピードとフィードバック」です。
スタンプを押すという動作は、結構時間がかかりますし、下のようなデメリットがあります。
☆スタンプ・シールのデメリット
①スタンプを押す、シールを貼るというのは、動作が多くスピードがあがらない。
②スタンプとシールは自前で買う必要がある。
③スタンプやシールで児童は喜ぶが、学習意欲は継続しない。
なのでスタンプやシールは使いません。
私は、赤ペン一本で、丸をすばやくつけていきます。
また間違えがあれば、その場で間違えの修正を書きます。
そして、その場で児童へ指導しています。。
チェック表に工夫
名簿に一工夫をしています。
空白の部分に、出席番号を入れておきます。
そうすると、目線の動きが減り、チェック表に記録を残すスピードがあがります。
音読カード・連絡帳は集めない
音読カード・連絡帳は集めません。
その代わりに以下のようにしています。
★音読チェックルーティン★
①朝の会終了後、児童に音読カードと連絡帳を机上に開いて置かせる。
②教師が各席を回って、音読カードをチェックする。
③同時に連絡帳の内容も確認する。
④場合によっては集金なども集めて行く。
上のことを40人学級でも5分以内で終わらせる。
上のようにすることのメリットは以下の通りです。
- 回収の手間、返却忘れ、紛失がなくなる。
机上に置かせてその場でチェックしていくので、回収の手間、返却忘れ、紛失がなくなります。音読カードは紙切れ一枚の学校が多いと思います。教師側が紛失しやすいです。ので集めることは避けています。 - 連絡帳のチェックが確実にできる。
低学年にありがちなのですが、保護者からの連絡があっても、児童が出すのを忘れることがあります。 - 音読チェックでも赤ペン一本。
音読チェックでも、スタンプやシールは使いません。ここで重要なのは「スピード」。小さく赤ペンで○をつけるだけで十分です。
教師がすべての席を動き回るというのは、めんどくさく感じるかもしれませんが、
慣れてしまえば、かなりの効率アップにつながります。
宿題チェックを効率よく終わらせるメリット
朝のうちに宿題チェックを終わらせると様々なメリットがあります。
以下は私が実感したメリットです。
①給食がゆっくり食べられる。
②休み時間に児童と遊ぶことができる。
③空き時間に教材研究・校務分掌の仕事ができる。
④イレギュラーに対応できる。
特に「④イレギュラーに対応できる」の効果は大きいです。
小学校は毎日、なにかしらトラブルが自分のクラスだけではなく、学校中で起きます。
特に休み時間のあとは何かしら起きます。(不思議なことに朝はトラブルが起きない・・・。)
そんなとき宿題チェックが終わっていないと、
「余計な仕事を増やしがって。」「めんどくさいな。」
と思ってしまいますが、仕事が終わっているので、余裕を持って対応することができます。
デメリット
宿題チェックを効率よく終わらせること自体に問題点はないのですが、
私のやり方は勤務時間前に始めなくてはいけないということです。
まとめ
・登校した児童から提出させる
・シール・スタンプは使わない
・チェック表に工夫
・音読カードは集めない
以上、毎日定時で退勤する私が実践している
「効率的な宿題チェックの方法」でした。
他に様々な実践を紹介していますので、よろしければ
御覧ください。
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