特別支援学級の図工の時間って、何をしたらいいか迷ってしまいますよね。子どもたちの興味を引いて、最後まで集中して取り組めるような活動にしたいものです。
そこで今回は、簡単に準備できて、子どもたちも楽しめる図工のネタ・アイデアをいくつかご紹介します。どれも特別な道具や材料は必要ありませんので、ぜひ明日から実践してみてください。
紙で街をつくろう
単元計画
紙を折ったり、丸めたりして立体的に紙を扱うことを学習目標としています。 授業では、コピー用紙を切って立てたり、画用紙を使って建物や動物を作ったりする練習から始めます。 最終的には、これらのスキルを組み合わせて、児童は小さな町のミニチュア模型を制作します。
材料・道具
- A4コピー用紙
- 画用紙
- クレヨン・クーピー
- はさみ
- のり
作り方
- 画用紙を切って立たせます
- 立たせた画用紙に紙などを貼って窓を再現します
- クレヨンやクーピーで書き込んでもOK
- これを複数作り、並べれば街のできあがり
ポイント
紙を立たせるためには複数の方法があります。
下のサイトが参考になります。
また下の画像のような道路をコピー用紙に印刷して児童に渡すだけで、児童の想像力が更に掻き立てられた様子が見られました。
粘土に命をふきこもう
単元計画
児童は、まずアプリの使い方を練習し、次に作品作りに取り組みます。 作品が完成したら、先生に提出し、その後、クラス全体で鑑賞会を行います。
コマ撮りアニメーションの作成方法・そのアプリの使い方は上のサイトを参考にしてください。
アプリの使い方に慣れてきたら、最終ゴールは粘土を使って、アニメーションを作成します。
材料・道具
- 粘土
- カメラ付きタブレット端末
作り方
- 粘土で、アニメーションに登場するキャラクターや小道具を作ります。
- 厚紙を背景にして、粘土を少しずつ動かして撮影します。
- タブレットで撮影した動画を編集して、コマコマアニメーションのできあがり!
ポイント
はじめにアプリの使い方に慣れることから始めるとよいです。
また粘土と組み合わせて、動画を撮影するのは、作業量が多すぎるので児童の様子を見て実施するか判断してください。
スポンジで森を復活させよう
単元計画
食器洗い用スポンジを使って、絵画表現を豊かにする学習です。絵の具ですと、水分量の指導が必要ですが、スポンジを使うと適量の水分がスポンジに含まれるので、色彩の指導に焦点を充てることができます。
材料・道具
- 食器洗いスポンジ
- 絵の具
- 画用紙
作り方
- 画用紙に木の枝や幹を貼ります。
- スタンプをたくさん押して、木の葉っぱやを作ります。
- 綿棒で木の実を付け加えたり、スポンジで野原や背景を付け加えて完成です。
ポイント
- スポンジを使ってスタンプすることで、思い思いの木を描くことができます。
- 絵の具の色を変えたり、スポンジの大きさを変えたりして、様々な木を描くことができます。
- 完成した作品を並べて、森の風景を作ってみるのも楽しいです。
まとめ
今回は、小学校特別支援学級で簡単にできる図工のネタ・アイデアを3つご紹介しました。どれも子どもたちが楽しめて、児童各々が発展させることができる内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。