朝の会や帰りの会に「あれもしたい、これもしたい」と詰め込んでいませんか?
活動を増やすほど、授業開始が遅れ、子どもたちも混乱しやすくなります。
この記事では、時間を守ることを最優先に、シンプルな朝の会・帰りの会の実践例を紹介します。
活動を増やすほど、授業開始が遅れ、子どもたちも混乱しやすくなります。
この記事では、時間を守ることを最優先に、シンプルな朝の会・帰りの会の実践例を紹介します。
なぜシンプルにする必要があるのか
シンプルにする理由は大きく4つあります。
1
授業の開始時間・帰宅時間を守るため
会が長引くと授業開始や下校が遅れ、学校全体のスケジュールに影響します。シンプルな進行で時間通りに動けるようにします。
2
児童の時間意識を高めるため
毎日時間を守る経験を積み重ねることで「時間を守ることが大切だ」という意識が自然に育まれます。
3
児童だけで進行できるようにするため
構成がシンプルなほど、当番の児童が自分たちで進行できます。責任感・自主性・協調性を育てる機会になります。
4
教師に余裕を生み出すため
会がスムーズに進めば、授業準備や個別サポートへの時間が増えます。余裕のある姿勢が学級全体の雰囲気にも好影響を与えます。
シンプルな朝の会・帰りの会の実践例
以下は筆者のクラスの実践例です。以前は朝のスピーチなども行っていましたが、時間を守ることを優先してやめました。これだけシンプルにすれば、台本や進行表は必要ありません。
🌅 朝の会
1
あいさつ
元気に挨拶をして一日を気持ちよくスタートします。
2
健康観察
児童の健康状態を確認します。
3
先生のお話
今日の授業内容や行事などを簡潔に伝えます。
🌇 帰りの会
1
カバン片付け
帰る準備をスムーズに行います。
2
先生のお話
一日の振り返りや明日の予告を短く伝えます。
3
教室の整理整頓
みんなで協力して教室をきれいにします。
4
忘れ物チェック
忘れ物がないか確認し、スムーズに下校できるようにします。
💡 ポイント
カバンを背負わせ、持ち物をすべて手に持たせると水筒忘れなどを防げます。
カバンを背負わせ、持ち物をすべて手に持たせると水筒忘れなどを防げます。
5
あいさつ
一日の終わりをきちんと締めくくります。
余裕がでてきたら
1学期の最初はこれでちょうどよくても、2・3学期と積み重ねると時間的な余裕が生まれてきます。そのときは児童の様子を見ながら活動を追加してもよいでしょう。よくある活動について、筆者の考えをまとめました。
Q1分間スピーチはどうか?
やらない
全員の前で立たせるのはタイパが悪く、心理的負荷が高い児童もいます。それよりもお題を決めて班で話す形式の方が効果的です。ただし「話し方の型」を先に指導し、国語の授業と連携できると理想的です。
Q計算や漢字の復習は?
よいと思う
ただしやり方に注意が必要です。黒板に書くだけだと学力の高い児童しか活躍できません。プリントは作成・回収・返却の手間がかかります。ノートにその場で答えを書くか、発声で完結する形式がおすすめです。
Q「今日のキラキラさん」などのいいこと見つけは?
やらない
最初は盛り上がりますが、時間が経つと形骸化し、内容もテンプレート化することが多いです。年間を通じて道徳と連携するなど明確な狙いがある場合は有効ですが、それだけの設計は難易度が高いです。
ネットには様々な活動アイデアが出回っていますが、大切なのは「何のために」「どんな効果があるのか」を常に問い続けることです。
まとめ
朝の会・帰りの会は子どもたちの心を育む大切な時間です。しかし何でも詰め込むのではなく、シンプルで分かりやすい構成にすることが大切です。
授業の開始時間と帰宅時間を守ることは、子どもたちの成長に直結します。まずはシンプルな形からはじめ、クラスの様子を見ながら少しずつ積み上げていきましょう。

