Canvaで英語フラッシュカードを授業中にすばやく・簡単に作る方法!

ICT活用

英語学習において、フラッシュカードは単語や熟語を効率的に覚えるのに役立つツールとして広く活用されています。しかし、従来のフラッシュカード作成には、時間と労力が必要でした。単語や熟語を書き出し、デザインを考えるだけでも大変な作業です。

そこで今回は、Canvaを活用して、授業中に効率的に英語フラッシュカードを作成する方法を紹介します。

フラッシュカードの問題点

児童生徒の実態・興味に合わない

フラッシュカードは、教科書の内容に合わせてあり、画一的な内容で提示されるため、個々の子どもの生活実態や興味に合わせて指導するのが難しいという問題があります。

例えば、オリジナルのパフェやピザを作ろうという教材がありますが、使える具材などが、教科書に提示してあるものだけなので、そこで制限がかかってしまいます。

作成の負担が大きい

パワーポイントやワードなどで作成する方法も作るには、時間と労力が必要です。

・英語を打ち込む
・画像を検索する
・画像をダウンロードする
・画像を貼り付ける
・英語と画像のスライドをコピーして日本語にする

上のように工程が多いです。

しかしCanvaなら、上の問題点をクリアして

授業中でもその場でフラッシュカードを作ることができます。

フラッシュカードの作り方

オリジナルデザインのフラッシュカード作成

Canvaには、様々なデザインツールが用意されています。オリジナルデザインのフラッシュカードを作成したい場合は、これらのツールを活用することができます。

  1. Canvaにログインし、「新規デザイン」をクリックします。
  2. キャンバスのサイズを設定します。
  3. 「素材」から画像やイラストを追加して、デザインを装飾します。
  4. テキストボックスを追加して、単語や熟語を入力します。
  5. テキストを日本語で入力します。
①素材から画像やイラストを検索して入れる
②テキストを日本語で入力する

素材から画像やイラストを検索して直接貼り付ける

これがかなり省けるだけでも使う価値ありです。

・画像を検索して、ダウンロードして適切なサイズにリサイズするという工程が省ける

CanvaのAI翻訳機能を活用する

CanvaのAI翻訳機能とは

AI翻訳機能の使用方法

  1. 翻訳したいフラッシュカードを開きます。
  2. テキストボックスを右クリックし、「テキストを翻訳」を選択します。
  3. 翻訳先の言語を選択します。
  4. AI自動翻訳をクリックする
  5. 翻訳されたテキストを確認して、問題なければ「完了」をクリックします。
コンテキストメニューからを翻訳をクリックする
②AI自動翻訳をクリックする

複数のフラッシュカードを一括して日本語から英語に変換することもできます。

・分からない単語でもいちいちググる必要がない
・一括して日本語と英語のフラッシュカードを作ることができる

授業で使う

児童の実態に合わせてその場でカードを作る

実際に作ってもらえばわかると思うのですが、パワーポイントやワードに比べてフラッシュカードの作成スピードが圧倒的に早いです。

早く作れることを活かして、授業中に児童生徒と

“What food do you like?”
“What is your hobby?”

などのやり取りをしながら、児童生徒の実態に適したフラッシュカードをすぐに作ることができます。

拡張機能で読み上げてもらう

Canvaにはテキストを読み上げる機能がないので、グーグルクロームの拡張機能を使って、読み上げ機能を付加します。これを使って、英語の音声を聞くことができます。正しい発音を確認できるので、リスニング対策にも役立ちます。

Read Aloud: テキスト読み上げ音声リーダー
ワンクリックで現在のウェブページの記事を読み上げます。 40以上の言語をサポートします。

おすすめの読み上げ拡張機能は「Read Aloud: テキスト読み上げ音声リーダー」です。

児童生徒に自分専用のフラッシュカードを作らせる

Canvaの操作への慣れが必要ですが、児童生徒に自分に必要なフラッシュカードを作成させることもできます。

その際の注意点は以下のことです。

学習内容に合致させる:
フラッシュカードの内容は、児童生徒の学習内容に合致している必要があります。
適切な難易度にする:
フラッシュカードの難易度は、児童生徒の理解度に合わせることが重要です。

まとめ

Canvaを使うと、授業ですぐに英語フラッシュカードを作成することができます。AI翻訳と読み上げ機能を活用すれば、より効果的に英語学習を進めることができます。ぜひ、この方法を試してみてください。

この記事を書いた人

●現役小学校教員13年目
●家事育児のため定時退勤
●ICT・鉄道・授業・サウナが好き
●win-winな仕事の仕方を模索中
●小学校教師を魅力的な職業にしたい
●今年度は特別支援学級

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