みなさん席替えの座席を考えるって結構たいへんじゃないですか。
・月に1回程度は座席を考えなくてはいけない。
・人間関係を配慮して作らなくてはいけない。
・やっと完成したと思っても見落としがあって作り直し。
・配慮する事柄多すぎる。
・時間がかかる
など
今回はChatGPTを使って座席表を作成する方法をみなさんに提案します。
深津式汎用プロンプトを使う
チャットGPTを使うなら「深津式汎用プロンプト」を知っておくと便利です。
noteのCXOである深津貴之さんによって考案された、チャットGPTへ指示をする基本構文。
次のように構成されています。
# 命令書: あなたは{プロの編集者}です。
以下の制約条件と入力文をもとに{最高の要約}を出力してください。
# 制約条件:
•文字数は300文字程度。
•小学生にもわかりやすく。
•重要なキーワードを取り残さない。
•文章を簡潔に。
# 入力文：
{入力文章}
# 出力文：
黄色の部分は自分の合うように変えます。
詳しい解説はPROMPTYさんへ
これを意識してチャットGPTに指示をするだけで回答が期待していたものに近づきます。
ChatGPTで座席表を作ってもらう
まずは前提です。今回サンプルにするクラスの前提条件です。
・男女関係なく席を配置している
・33人学級
・男女比が5：3
上のような条件のクラスをもとにチャットGPTに座席をつくってもらいます。
ChatGPTが処理しやすい形式にする
まずはチャットGPTが処理しやすい形にデータを出力します。
いきなり、「座席表をつくって」と抽象的な指示をすると、チャットGPTも抽象的な返事しかしません。
大切なのはいかに詳細な条件を入力することができるかです。
＃命令書：あなたは小学校の先生です。以下の条件で座席表を作成してください
＃条件：
・33人
・6列×6列
・転校生も考慮して空席も作る
＃出力文：
そして出力された座席表がこちらです。
数字は出席番号として扱います。
ここから条件を入力して座席を作成していきます。
ランダムに配置させる
ここから条件を入力させるのもいいですが、私はまずランダムに数字を配置させていきます。
チャットGPTは前後の文脈を理解して回答してくれますので、このまま次の指示を出します。
上の座席表をランダムに配置して。
以下のように出力されます。
ランダムに数字は配置されました。
さらに、先程の前提でクラスの人数は33人としてありました。
転校生の番号34、35、36は後ろになっています。
条件を追加していこう
ではここから条件を追加していきましょう。
手始めに条件を１つだけ入力してみましょう。
条件を追加です。
・22の座席は一番前にして
下のように出力されました。
ここでポイントは数字を使うこと。
最初は「22の座席は前にして」と指示をしました。
すると３列目の位置になっており、こちらの思っていたのと違いました。
それを「22の座席は一番前にして」と指示をしたところ
こちらの期待どおりに出力されました。
これだけでは分かりづらいので比較をしましょう。
条件を複数入力してみよう
更に条件を複数追加します。
・22と18は1列目か2列目にくるようにしてください
・31と25は席が離れるようにしてください
・23番はあ1列目か2列目にくるようにしてください
・20と1は離してください
と複数の条件を入力しました。
下が出力されたもの
しかし「23」が1列目にも2列目にもきていません。
やり直しの指示を出します。
23番が1列か2列にきていません やり直しです
こちらが入力した条件を満たさず出力されることもあるようです。
またここまでの条件を学習して作ってくれるので、さらにここから条件を加えて座席表を出力させることもできます。
まとめ
上のようにしてやるとChatGPTが席替えを考えてくれます。
ポイントをまとめます。
- ChatGPTの扱える形に直してやること
- 条件は具体的に、数字を使うとよい。
- 条件を追加していっても、前の条件を引き継いでくれている。
- 追加した条件を満たしていないときもある。
- 条件はできるだけ詳細にする。
他にもいい方法があるかもしれません。
まだまだ研究が必要です。
ChatGPT活用するおすすめ方法をまとめました。
こちらからどうぞ
