Jamboardの代わり「ふきだしくん」の使い方とそのメリット・デメリット

ICT活用

意見を集約するのにGoogle Jamboardを使う先生が多くいますが、
私はあまり使っていません。

理由は児童が使うには多機能すぎるからです。

今回は操作や機能がシンプルな「ふきだしくん」というウェブアプリが使いやすかったので紹介します。

ふきだしくんとは

一言でこのアプリを説明するなら「Jamboardを言語の出力のみに特化させてもの」と言えるでしょう。

株式会社ティーファブワークスが開発した授業や講演会で生徒・参加者の声を一斉に可視化するサービスです。
会社のホームページはこちらからどうぞ。

トップページ- TFabWorks(ティーファブワークス)
TFabWorksは、Groveのセンサー・アクチュエーターをScratchで制御できる拡張ボード「AkaDako」や、micro:bit(マイクロビット)の関連商品を製造・販売しています。

ふきだしくんの使い方

60秒で試せますという謳い文句通り、使用する準備はとても簡単です。

Googleアカウントや登録は不要すぐに使えます。
またアプリのインストールなども不要で、ブラウザで使うことができます。

ボードを作成する

先生はボードを作成し、ボード上で自分が使う名前を入力します。

児童・生徒を招待する

先生は、作成したボードの右上にある共有アイコンをクリックして、招待リンクを児童・生徒に配ります。

児童・生徒が投稿する

児童・生徒は招待リンクにアクセスし、ボード上で自分が使う名前を入力します。

招待されたら、ボード右下のプラスボタンをクリックして意見を投稿します。

投稿した吹き出しについては、参加者同士で評価(いいね)する事が出来ます。

操作の仕方

自分以外の投稿が見えないようにすることができます。

児童・生徒が他の投稿を修正したり、消したりすることができないようにすることができます。

ふきだしくんのメリット・デメリット

「ふきだしくん」も「Jamboard」も複数の意見を集約して共有することができますが、
ここでは「Jamboard」と比べた「ふきだしくん」のメリット・デメリットをあげてみます。

メリット

授業で使ってみた気付いたメリットをあげてみます。

・誰がふきだしをつけたか名前が出る。
・他者のふきだしを勝手に消したり・修正することができない。
・他者のふきだしを見えないようにすることができる。
・機能がシンプルですぐに使いやすい。

・X(Twitter)のような「いいね」機能がある。

 「Jamboard」では誰が投稿したのかわからなくなりますが、投稿者の名前表示されますので、先生としても評価をしやすくなります。
 児童・生徒は自分の投稿以外は操作ができないので、間違えて他の児童・生徒の投稿を消したり、誤入力することがありません。
 必要に応じて、他者のふきだしを見えないようにすることができます。これにより、アイデア出しの際に他者の意見に影響されずに自分のアイデアを発信することが可能です。
 操作がシンプルで機能が少ないので児童生徒の混乱が少なく使うことができそうです。
 「いいね」機能があるので、どの意見が優れているのか投票することで重要性が強調されます。

デメリット

一方で、授業で使ってみて気付いたデメリットです。

・画像が貼り付けれない。
・自由線が引けないので囲うことなどができない。
・クラウドに保存できないので続きからやることができない。

 「Jmaboard」のように多機能でありません。できることは文字を貼り付けることだけです。機能が制限されている文文字を入力することに集中することができますが、クラウドに保存ができないので続きからできないので連続して取り組む必要があります。
 保存をするならばスクリーンショットなどを撮る必要がありまそうです。

まとめ

今まで私は「Jamboard」が多機能すぎて、本来使うべき考えのアウトプットに余計な時間や思考を使わせていると感じ、意見の集約には昔ながらの付箋を活用した方法を使っていました。しかし「ふきだしくん」ならば機能が意見の投稿に限定されていますし、児童が誤った操作をすることもないと分かりました。

今回のまとめです。

・「ふきだしくん」は機能が意見の投稿のみに限定されているので使いやすい。
・誰が投稿したか分かるので混乱が少ない。

この記事を書いた人

●現役小学校教員13年目
●家事育児のため定時退勤
●ICT・鉄道・授業・サウナが好き
●win-winな仕事の仕方を模索中
●小学校教師を魅力的な職業にしたい
●今年度は特別支援学級

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